ロードスターの車検

「サーキットから陸運局まで」という自作の標語を掲げ、違法改造はせず、普段の状態そのままで車検に通るようにしてたし、今まで車検で特に何か言われたことはなかったんだけども。
昨日、近所のディーラーにお願いしてきた。預ける時にざっと見て、フロントガラスはリペアが要るだろうとは言われた。それはいい。
今日、ざっと点検してみていくつか問題が、という連絡。行って実物見ながら説明してもらう。

  • 最低地上高が守れてない
    • おおむね大丈夫なんだけど、一箇所、シフトレバーの下あたりかな?にあるメンバーが下に出っ張っていて、ここが 9cm 無い。とりあえずフロントの車高を上げて通す。通した後は、リアも上げてバランスを取る or 普段は上げといてサーキットでは下げる。楽なのは前者だが、それでバランス取れるのかどうかは疑問だし、ここは後者しか。
    • しかし、、、前回の車検も今の足&セッティングのまま通ってるんだけど、なんで何も言われなかったのだろうかと。
  • 触媒のセンサーは必要
    • 警告等類がきちんと点灯すること、とかいうわけで、センサー外すのは駄目らしい。付け直してもらって通す。
    • しかし、買った時からセンサーは無くてそのまま何度も車検通してるけど、なんで(以下略)。
  • リアタイヤフェンダーに収まってない
    • フェンダーから糸をたらしてタイヤに接触したらアウト。それは知ってる&守ってるつもりだったが、実はも少し細かい規定があって、前後ある範囲のどこから糸をたらしてもタイヤに接触しては駄目。で、ロードスターの場合、フェンダーがリアに向かって絞られてて、そこに泥除けがついてるが、この継ぎ目あたりにちょっと凹んだ部分があって、ここから糸をたらすと・・・はい接触しましたアウト。他はOKだがここだけピンポイントでアウト。とりあえずスタッドレスに交換して通して、返ってきたら凹んだ部分を加工してから元のタイヤに戻す。加工方法は考える。
    • ちなみにディーラーの人曰く、この規定自体は昔からこうだが、ここまで細かく言うようになったのはここ2〜3年。NAロードスター(でホイール変えてる人)はほとんどこれでアウト。オーバーフェンダーとかは車幅1cm増までなら合法(改造車検を通す気があれば別)なので、この手のでひっかかった人はカー用品店でそれ用のゴムモールを買って貼っている人が多い。

あと、マフラーの規定がどう変わるかについて雑談少々。現場の人も戸惑っているらしい。

  • 一番問題にされてるのは、車検は車検対応マフラーで通して、通ったら爆音マフラーに交換する人がいること。で、交換できなくなるよう、今後製造する車についてはエンジンから排気口まで一体型しか認めなくなる。しかし修理をする都合上、完全に交換不可にはできないし、社外品で一体型のが出てきたら結局何も変わらない/何の解決にもならないのでは?
  • 騒音規定がどう変わるのかはまだわからない。旧車の扱いがどうなるかも不透明。今までは一部の例外を除いて製造時の基準をクリアしていればOKだったから、乗り続けてる限りは車検も通せると思いたいんだけども。
  • うちの車の場合、マツダスピードの車検対応マフラーが入っていて今ならなんの問題も無く通る。新規定で駄目になっても純正マフラーを入手することは可能。ただし新規定の内容によっては純正マフラーに交換してもまだ駄目な可能性は否定できない。そもそも昔の車で純正状態でもそこそこ音が大きいの(コスモスポーツとか)はどうなるのか?決まってみないとわからない。

今時の車はどれも静かだけど、2〜30年前やさらに前の、今ほど静かにする技術が発達してない時代の車はスポーツカーに限らずもっと音が大きかったわけで。たまーに古い車を大切に乗ってるのを見ると嬉しくなるし、旧車は博物館でしか見れないなんてことにはなって欲しくないんだけども。