中国ってすげー国だな、と

http://jp.epochtimes.com/jp/2007/01/html/d15952.html (リンク先には写真もあります)

中国四川省:ホテル女性従業員惨殺事件、群衆1万人が警察と衝突
 【大紀元日本1月18日】中国四川省大竹県の莱仕徳(ライシーダ)ビジネスホテル(NEST BUSINESS HOTEL)に勤務していた十代の女性接待係が暴行を受け惨殺された事件で、ホテルと地元行政・警察との癒着関係に憤りを募らせた民衆がホテル側に対して犯人の追求を迫った。それに対して、当局は武装警察を大量に出動させ、民衆と衝突した。怒りに燃えた民衆はホテルを放火するものも出て、負傷者が多く出ているとみられる。情報筋によると、同ホテルが開業して半年も経たない内に、これまでに少女2人が同様の暴行事件で殺され、今回が3人目の犠牲者であるという。

 四川省の地元ネットサイトの掲示板情報によると、莱仕徳ホテルは半年前に開業した四ツ星のビジネスホテルで、被害者・楊莉さん(当時15歳)は昨年10月から同ホテルで接待係として勤め始めた167センチの奇麗な少女だという。

 情報筋によると、被害者は昨年12月31日に、政府高官3人を接待したのち、下半身が大量出血し、死亡時には、ひどく殴打されたことで歯は数本も折れ、舌は噛み千切られ、乳首は切断され、下半身は爛れていたという。ネットサイトの情報によると、被害者は県病院へ運ばれたが、その病院は封鎖されたという。一方、ホテル側は少女はアルコール中毒で死亡したとし、外部に対して明確な発表はない。

 これに対して、被害者側家族とそれに同情した民衆が、ホテル側に対して犯人を追求し続け半月が経っても何の回答も得られなかったという。ホテル前には数千人に上る民衆が12日から連日集結していた。ホテル側はことを大きくしないように、50万元(約770万円)で和解しようと試みたが、被害者側の家族に拒否された。

 16日、ホテルのまわりについに1万人以上の民衆が集まった。当局は大量の武装警察と部隊を出動させ、高圧放水によって群集を追い散らした。17日、現場を見学に来た数百人の学生は警察に暴力をふるわれ、多くの学生が負傷した。怒りが爆発した学生たちがホテルに入り、ものを壊し始め放火したという。当時、現場に集まった民衆は5〜6万人もいたという。情報筋によると、現在、公安局や警察は大竹県へ集合した学生らを制圧しており、多くの学生が連行されたという。

 同ホテルの従業員(自称)の話によると、これまでにすでに2人の少女が死亡し、関係者は口を封じられ、ホテル側は2人の少女の指に注射の痕を作り、2人ともに自分で薬物注射して死亡したと対外的に言いふらしたことを明らかにした。さらに、秘密を知ってしまったホテル側の警備は、殺害され口止めされたという。

 情報筋によると、同ホテル経営者は大竹県西城派出所の徐大強・所長であり、地元行政府高官や警察当局と癒着関係にあるという。

(07/01/18 16:57)

他所の国でも映画やら小説やら「暗黒街の噂話」レベルなら似たような話は色々ありますし、もしかしたら実際に行われて闇に葬られてる例もあるのかも知れませんがねぇ。こんな鬼畜が、しかも悪行がバレてなお政府高官やってられるってのがすげぇ。

記事一覧見たらこんな続報も。

http://jp.epochtimes.com/jp/2007/01/html/d31985.html

四川省少女惨殺事件、当局は地元のブログを削除、サイトを封鎖
 【大紀元日本1月19日】四川省大竹県竹陽鎮の四ツ星ホテルに勤務していた少女・楊莉さん(当時15歳)が暴行の末惨殺された事件で、事件の真相解明が進まないことに憤りを覚えた民衆は16日にホテル側に対し犯人追求を迫り、1万人が集結。当局は武装警察を出動させ、学生を含めて多くの民衆と衝突、負傷者と連行された民衆が多く出たほか、ホテルが放火された。ホテル従業員によると、被害者は政府高官に輪姦されたことは地元では周知の事実であり、物的証拠と人的証拠があるから公憤を買ったのだとした。しかし、事件後、当局は証拠隠滅し情報を封鎖するため多くの報道サイトを封鎖し、ブログの掲載記事はすべて削除されたという。従業員は「楊莉さんの家族の行動も監視されていると聞いているが、事態はどう発展していくのかが分からない」と語った。

大竹県竹陽鎮北区派出所の当直員は同紙の取材で、群集の抗議事件は事実であると示し、「ここ2日間、抗議する群集は1万人以上に増え、沢山の警官が殴られた」と明らかにした。また、「事件後、省の公安庁、市県委の指導者らがここに集まった。中央もこのことは知っているそうだ。すでにホテルで勤務しているソムリエの劉持坤・容疑者を刑事拘留したから、事件はほぼ解決した」と語った。関与する3人の高官について、「具体的なことは分からない。上層部しか分からない。われわれは結果しか知らない」と返事し、ホテルの経営者が西区派出所所長の息子・徐豊氏であることを明らかにした。

 地元当局のメディアは19日に「群集事件」は収まったとし、少女に暴行した容疑者・劉持坤氏(ホテル勤務)はすでに刑事拘留され、ホテル経営に違法関与する容疑者の民間警察・徐達祥氏はすでに紀律検査部門に「双規」の懲罰に処されたという。 これに対して、民衆は当局が3人の高官をかくまう為の茶番劇だと一斉に非難した。あるブログでは「県委員はホテルの株主だそうだ。彼らは省の後ろ盾がいるのだ」と指摘された。

 内情を知る情報筋によると、1月18日午前4時、県委の王偉書記は緊急会議を開き、犯人がホテルのソムリエ・徐氏であると発表したという。実際、徐氏が第1発見者であり、被害者を病院へ運んだのだ。しかし、徐氏はそのまま勾留された。地元の民衆は、徐氏は無実であることを知っているため、3人の高官の出頭を強く求めた。

 同ホテル従業員はブログで、「12月29日に、四川省高官3人がホテルを訪ねた時に、楊さんを気に入り、酒宴に指名し、店外への同伴にも指名したという。しかし、翌朝午前2時、少女はホテルのボックス席に横たわっていた。少女は薬を飲まされてから輪姦され虐殺された。少女は病院へ運ばれた時にはすでに死亡していた」と示している。

 情報筋によると、大竹県の王偉・書記は全県数百人の政府関係者に対して2度にわたり「少女の死亡はこれっぽっちもないことだ」と揚言したという。

 今回の事件について、地元のブログでは不満をぶつけた内容が多く出ている。

 「大竹の民衆は全員この事件を注目している。国家の体制に問題があるのなら、われわれもそれに対して改善を求め、政治に関心を寄せなければならない。これまでに広安事件、鄭州大学事件、莱仕徳事件、まだ暴露されていない大事件などなどが、社会の不安定要素をすでに露呈しているのだ」。

 「このような大事件が起きたということは、地元の政府関係者の腐敗、公安の腐敗の現われである。事件が発生してから十数日が経っても、殺人犯の手係りもないということは、地元行政高官と警察の癒着が物語っているのだ。権利のない人民の命は藁のようなものとみているのか」。

 「行政と企業の癒着や利権に依存する法律は人民のための法律ではなく、政府のための法律だ。高官らは手中の権利を利用し、自己の利益を満たしており、県級と省級関係者はすべて利権が絡んでいる。今の法律は虚像に等しい。それに、高官が罪を犯しても職権を使い、情報封鎖し事実を歪曲することがもっとも腹が立つのだ」。

(07/01/19 16:56)

こーゆーの見てると言論の自由とかの基本的人権がいかに大切かよくわかる。いや問題はそこだけじゃ無いだろうけど。