[社会] 夕張市

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夕張市再建団体申請表明2週間 市職員ボーナス増額、怒る市民「危機感ない」 【写真】  2006/07/05 07:14

 【夕張】夕張市後藤健二市長が、財政再建団体指定を国に申請することを市議会で表明してから四日で二週間が経過した。夕張市は当座の資金繰りに手いっぱいで、具体的な再建策はいまだに見えない。昨夏より多い市職員へのボーナス支給が判明したり、この日始まった市議会特別委員会での議論も低調で、危機感のなさにいら立つ市民の声が漏れ出した。

 自民党の空知旧産炭地問題対策本部の視察団の一行として四日、後藤市長らから話を聞いた石井孝一・同党道連政調会長は会議後「市幹部はパニックになっている。聞いても答えが返ってこない」と嘆いた。

 同市の負債総額は六百三十二億円。国や道の支援なしでは、再建が難しいことは明らかだが、市は明言を避け続ける。視察団の今津寛衆院議員は「国や道に心を開いて、早く再建案をつくってほしい」と、逆に市へ要請したほどだ。

 市議会の財政再建調査特別委員会(千代川則男委員長)はこの日が初会合。再建策づくりへの議論が少しあったが、道から「不適切」と指摘を受けた一時借入金を使っての会計操作に関し、夕張市側の責任を追及する質疑は出なかった。

 論議は約二時間。最後は委員長が「今後の日程を話し合う内輪の協議をする」との理由で、傍聴人や報道陣を退出させ、「非公開」のまま散会に。市長の「再建団体宣言」が行われた本会議で、市議側が財政問題の質問通告を相次いで取り下げた時と同じく、不透明ぶりを示した。

 「市幹部の責任追及をすれば、これまでチェックできなかった市議の責任問題も浮かぶから、質疑できないのだろう」などと、市民の目は厳しい。

 一方で夕張市は、六月十日の報道で多額の負債が判明した後、前年同期を七千円上回る平均七十五万五千円の夏季期末勤勉手当(ボーナス)を職員に支給した。支給日は十五日。市は「組合交渉の妥結は報道の前だった。年間の支給額は昨年を下回る」と説明するが、特別職、市議も昨夏を若干上回ったとあって、市民からは「今後、われわれの負担が増すという時になんだ」との批判が出ている。

 テレビのニュース番組で「庁舎内は電気がこうこうとついていた」と指摘された夕張市はこの日、庁舎内の照明の蛍光管を間引く作業をした。「こんな時こそ、明るく仕事をしたい」とつぶやく市職員。ある市民は「指摘されてやるのなら、七千円のボーナス増加分も戻せ」と怒った。

そら怒るわな。ってゆーか遠くの他人の俺でも読んでて不愉快。「増加分を戻せ」とはまた紳士的とゆーか、むしろ「ボーナスなんて出してる場合か」って声もあるんじゃなかろーかと。お役人様にも生活設計ってのがあるだろーとは思うけど、自業自得って言葉もあるしねぇ。

誰かボーナス返還や責任追及の行政訴訟とか起こさないかな〜とちょっと期待。

怒ってるだけじゃ何も変わらないとゆーか、声は相手に届かないと意味が無い。だから最初の一歩は投書だと思うんだけど、それで解決するかとゆーと、、、あまり解決しそうな気がしない。(^^; 民間企業が顧客を大切にしないと収入が無くなるのと同様に、行政の人は市民/国民を大切にしなかったら自分が困る、とゆー仕組みが必要で、行政訴訟ってのはそのために使うことのできる仕組みのひとつ(それが目的かとゆーと、そーゆーわけでは無いんだが)だと思ってる。割と最後の手段的つーかさすがに訴訟起こすのは大変で、も少し手軽な方法は無いんだろーかとも思うけど。

とまれ、頑張って「市民/国民を馬鹿にしてるとしっぺ返しを食らう」好例を作って欲しいな、と。
そういう例を積み重ねていかないと、日本の行政って良くならないと思うから。