夕張市、その後

エラいことになってます。

北海道新聞 社会 手取り、生活保護以下? 夕張市職員 来年度からの給与削減で 2006/12/28 08:17

【夕張】市財政再建のため職員数や給与の大幅削減を打ち出した夕張市で、来年度からの手取り給与額が、生活保護を受給した場合の金額を下回るケースもあることが分かった。市職員の間には「財政再建とはいえ、『最低限度の生活』は保障されるはずではなかったのか」との憤りや嘆きが広がっている。

 三十代後半の事務系男性職員は十一月下旬、市職員労組がつくった新賃金の表計算ソフトで、来年度からの自分の給与を試算してみた。妻と小学生以下の子供三人との五人暮らし。期末手当や家族手当を計算に入れても住宅ローン、保育料などを差し引くと平均月額十九万円そこそことなる。

 男性が仕事を辞めて生活保護を受給した場合、一家の受給額は月額約二十五万円になる。医療費や保育料、住民税は無料で、自宅を引き払った場合、アパートなどの住居費補助も別途加算される計算だ。
(後略)

まあ可哀想だとか、でも自業自得だしなとか、民間企業が倒産した場合を考えたらまだマシなんじゃ?とか、公務員の再就職事情ってどうなんだろう?とか、色々思うところはあるけどそれはまた今度書くことにして、ちょっと生活保護を受給した場合、一家の受給額は月額約二十五万円」に反応。

えーと。。。まあうちはまだ子供がいないけど、同期で早めに結婚して3人の子持ちってのもいる。家族手当ってのは無い、控除はあるはずだけど計算方法よくわからん、という状態で概算してみるに。。。月給から税金、保険料を引いた段階で既に25万円。住居費補助やら保育料やら医療費やら考えると、むしろ生活保護以下。実際にはここに残業代とボーナスが加算されるが、残業代が出るかどうかは部署によるし、ボーナスで住居費補助と保育料がまかなえるのかによっちゃまぢで生活保護以下。ってゆーか、例えばベッドタウン程度の場所で家賃が月8万円ってのは家族で住むなら決して高く無い(むしろ安い)と思うが、それでも年額で96万円。夏冬ボーナスの手取りの合計は・・・一応これよりは多いが、残額で保育費が出るとは思えないな。ちゃんと計算し直さないといかん気はするが、ようするに「うちの会社の給料は生活保護並み(下手するとそれ以下)」?まぢで?

生活保護ってそんなに貰えるんだ、と思うべきか、うちの会社の給料の安さを嘆くべきか、その両方か。。。

うちはまだマシな方だと思ってたんだけど。嫁はリストラされて無職(再就職活動はしたけど実らなかった)とは言え、夫はそこそこ名前の通った企業の正社員やってて贅沢さえ言わなければ食うには困らない程度には生活できてるし。

ああ、そうか。「贅沢さえ言わなければ食うには困らない」のが生活保護の基準であるべきだよな。ついでに言えば「健康で文化的な最低限度」は憲法で保障されているし、「贅沢では無い普通の楽しみ」が楽しめるのは保障されるべきなんだろうな、きっと。でも月25万円の支給額から食費や光熱費が賄われるんだろうから、、、そんなに余裕のある生活ってわけでもなかろうし。(仮に1人1日3食を 1,000円でメシが食えるとしても、5人家族だと15万円。実際には3食を 1,000円で賄うのは難しいし、外食なんかまず無理。残りで光熱費等を賄うと考えると、結構切り詰めて生活しないとやっていけない?)

やっぱり一度、真面目に調べたり計算したりしてみるべきか。(ヒマが・・・)