訴訟による言論の圧殺

音楽配信メモ オリコンが自分たちに都合の悪い記事を書いたジャーナリストを潰すべく高額訴訟を起こす

年の瀬も差し迫った今日の早朝、驚くべき内容のメールが自分のメールボックスに入っていた。差出人は烏賀陽弘道氏。「Jポップとは何か」(名著!)「Jポップの心象風景」でおなじみのジャーナリストだ。

まずは下記に内容を転載するので読んでもらいたい。

■「オリコン」が烏賀陽個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟■

意見が違うというだけで、企業が個人に5000万円を求めるなんて!

これは武富士と同じ手口の言論封殺の恫喝訴訟じゃないのか。オリコンは雑誌だってたくさん出しているのだから、烏賀陽の言うことが間違っているのなら「烏賀陽のいうことはウソです。なぜなら××」と反論すればいいのだ。それこそがまっとうな「言論」というものじゃないのか。意見の異なる者を高額訴訟で社会的に抹殺するなんてのは、民事司法の体裁をとった言論妨害じゃないのか。

司法制度の穴を悪用する手口ってのは色々とあるわけですが、この手は知りませんでした。

とかのんきな感想を言っている場合ではなくて。

烏賀陽さんはメールの冒頭で「みなさんのお知恵、お力を貸してください。記事にしてください。ブログに書いてください。ウエブサイトに載せてください。メールを転送してください。言いふらしてください」と書いた。

みんなができることは簡単だ。このことをリアルの社会で話のネタにしたり、ふざけるなと憤ってネット上で「今こんなことが起きているんだよ」と広めてくれるだけでいい。それが大きなうねりになれば、オリコンだって態度を軟化させざるを得なくなる。

(中略)

とにかく俺は俺でこの問題に対していろいろ動きます。烏賀陽さんを支援できる立場にある人、憤りを感じた人はぜひ協力してください。よろしくお願いします。

憤りを感じましたんで「みんなができること」への協力その1、まずはここに書きます。

思うに。自由ってのは戦って勝ち取るもので。
そして。勝ち取った自由を維持するのもまた戦いなわけで。

善良なる市民の「言論の自由」を奪おうとする輩とは断固戦いたいと思う今日この頃。

嫌になるほどたくさんいてますけどね。言論の自由の敵。